October 24, 2025
【南鉄レール&フットパス】立野〜長陽コース先行下見レポート!
南鉄レール&フットパスとは?

南鉄レール&フットパスの目指すもの

「南阿蘇鉄道レール&フットパス」は、地域に愛されるローカル鉄道である南阿蘇鉄道(南鉄)の利用促進と、沿線地域の賑わい創出を目指す取り組みです 。
これは、ローカル鉄道とイギリス発祥の「フットパス」(地域の小道や田園を歩きながら自然や暮らしを体感できる仕組み)を組み合わせた「熊本型レール&フットパス」構想の一環です 。
南鉄は2016年熊本地震で甚大な被害を受けましたが、2023年7月に全線運転を再開しました 。再開後は観光利用が増えているものの、「乗ること」自体が目的化し、途中下車が少ないという課題があり 、地域の賑わいを創出するため、多様な鉄道利用の促進が重要視されています 。
☆開発予定のコース☆
今回のプロジェクトでは、南阿蘇鉄道の各駅を拠点とした約5km前後の3コースを今年度中に造成する予定です。
① 立野峡谷コース(立野〜長陽)
② 水源&石垣 東コース(阿蘇白川〜白水高原周辺と想定)
③ 高森湧水コース(高森周辺と想定)
今回はそのうち、「立野峡谷コース(立野〜長陽)」の下見の様子をレポートします!
迫力満点の新旧コントラスト!

コースのハイライトの一つが、立野駅方面から長陽駅へと向かう途中の峡谷エリアです。
南阿蘇鉄道の列車が通過するレトロな赤い鉄橋と、その後ろにそびえ立つ雄大なコンクリートの立野ダムのコントラストが圧巻です 。まさに復興と歴史を感じさせる絶景でした。この景色は、フットパス参加者に大きな感動を与えてくれること間違いなしです。
また、新しく建設された高架橋の巨大なコンクリート橋脚も目に入りました 。地震からの復興のシンボルであり、新旧の土木技術が共存するエリアとなって います。
このエリアは、鉄道の魅力だけでなく、阿蘇の地形が作り出した峡谷美と、災害からの復興の力強さを感じられる特別な場所です。
地域に根差した道の発見

峡谷を抜けて長陽駅方面へ進むと、地域の暮らしの道へと入っていきます。
下見の途中では、田園風景の中に立つ大きな鳥居をくぐる場面もありました 。このような集落の中の道を歩くことで、普段は通り過ぎてしまう地域の生活や文化を肌で感じることができます。
フットパスのコース開発は、地元の関係者を巻き込んで、参加者が楽しめるトピックの洗い出しや協力体制の構築を目指すとのこと 。将来的には、地域の住民によるガイド(ローカルガイド)の案内で、土地にまつわる物語を聞きながら歩けるようになれば、旅の満足度はさらに高まるでしょう。



この「立野峡谷コース」は、南阿蘇鉄道の玄関口である立野駅と人気駅である長陽駅 の間を結び、鉄道の車窓からは見えない、奥深い阿蘇の自然と人々の営みを体感できるコースになりそうです。
今後の展開に乞うご期待!

このプロジェクトでは、MAPや記念品の試作、ガイド育成研修、そして造成した3コースでのモニターツアーの開催も予定されています 。まずは「セルフガイド型」や「イベント型」での実施を目指しており、将来的には団体受注型や個人手配型といった多様な利用形態での提供も視野に入れています 。
